精油ブレンド教室

精油ブレンド教室

ここではブレンドの秘訣をちょっとだけ紹介します。

■はじめに

匂いを感じる部分はとても原始的と言われています。
私は香りを勉強していたとき(今もしていますが)それぞれの香りを覚えるためにすべて言葉に置き換えてノートにメモをとりました。
色(視覚的なものじゃなくて、イメージを起こす色)、土地(その匂いをかぐと必ずある場所を連想する場合に)、音楽、天気… 中にはいつも幼稚園の時に使っていた「粘土」を思わせるものがあって「幼稚園の粘土」とメモを取ったものがあります。
これは個人個人すべて違うものです。

メモを取ると香りを覚えるときの手引きになります。

■男女

男性には「月のもの」がないため、嗅覚は女性より安定しているようです。(だから、女性の調香師はだめなんだっていわれたことがあるけど、その「女性」が全人口の半分をしめていて、その「女性」たちが、香りのする商品を男性より多く使ってるんだ! と私は思いました)
私はその「月のもの」の到来も、香りで違いがでるならそれはそれで面白いじゃないか!と思います。
香りを勉強し始めた頃、ある香りがどうしても薄くて認識することができませんでした。
でも生理の期間にその香りをかぐと、今までどうして香りがしなかったんだろう?と不思議になるくらいパーンと強い芳香を感じることができたのです。
男性が感じにくい一定の香りもあるようです。
サンダルウッドなど私にはとっても強く感じる香りが、同じクラスの男性はいつも匂いが感じないと嘆いていました。

■フェロモン

フェロモンとは、動物または微生物が体内で生成して、体外に分泌後、同種の他の個体に一定の行動や発育の変化を促す、整理活動物質のことです。
同じ香水をつけても男女では香りが違ってきます。
体臭が100%全く同じという人間は二人といません。食べ物、その時飲んでいた薬、病気、思春期、月経、妊娠、情緒、更年期などそのときのホルモンの変化は体臭に作用します。

■精油について

精油は芳香をもつ植物、木々と草類の液状の芳香組成成分です。
精油は、植物の成長と生殖に影響を及ぼし、受粉を手伝う昆虫たちを引き寄せ、植物を食い荒らすものを追い払うとともに植物を病気からも守ります。

【ブレンドのこつ】

どんなイメージの香りを作るか頭で考えてみましょうたとえば…。
さわやかな香りで作りたい、花々の香りで作りたい、木の香りで作りたい…大雑把でよいので、イメージを固めてください。(ここでイメージを固めないと、いろいろ混ぜたくなり、結局「混沌」というブレンドができてしまいます。

上記のグループ同士の香りは基本的に良い相性で混ざりますが、アクセントをつけたいときは、シトラス(トップノート)+ウッディーまたはアーシー(ベースノート)をブレンドすることによって、香りの飛び方に強弱がついて、香りに広がりがでます。

⇒ノートと調香分類

 

■ブレンドのしかた

アロマテラピーのブレンドとしてはだいたい3種類くらいからはじめてみてください。
(慣れてきたら香りをみただけでどんどん自分でブレンドできるようなります)

たとえば、柑橘のオーデコロンをつくると決めたとします。
私だったらこんなふうにブレンドします。(数字は割合です)

トップ、ミドル、ベース(ラスト)ノートは、覇境にいる香りはあっちいったり、こっちいったりするものです。ごらんになられる媒体によって、違うことがかいてあるかもしれません。(ラベンダーをトップにしているものもあれば、ミドルになっているものもあります)それは、ヒトの感じかたがすべて違うから。べつにラベンダーはトップでもミドルでもかまわないのです。(ちょうどその中間くらいにいるんだとイメージしてください)だから、このトップ、ミドル、ベースにとらわれすぎる必要はありません。楽に考えてくださいね。

ブレンドレシピ例はレシピのコーナーに満載です。そちらもごらんください。

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