香りのお話
シベット(麝香猫)について
アンデリーズさんのメールマガジン用テキスト
(編集前の生原稿です)
 
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こうもりの発信する音が人間には聞こえにくいのはご存知でしょうか?
蚊よけの超音波を発信する道具などもありますが、(まれに聞こえる人もいて、
私の友人はあれがきこえるために気分が悪くなるといっていますが)ヒトの耳に
届く音域があるのと同じように、嗅覚にも域値(いきち・しきいち)があります。

強すぎてわからなくなるくらいの香りです。

そんなにおいを嗅いだ事ありますか?

日常生活のなかではあまりそういうことはないかもしれませんが、私は香りの学
校で勉強中になんどかそういう香りに遭遇しました。

その域値は個人差があり、あるヒトはこの香りはまったく感じない、あるヒトに
はとても強く感じる、ということがたびたびあって不思議に思いました。
私にはビャクダン(サンダルウッド)の香りはとてもパワフルに思うのですが、
同じ教室の男性は「感じない」といっていました。(香りが薄いんですと!)

そういうのは、一人ではわからないことなので、何人かで勉強をするのはとても
面白い体験でした。

最近香りについてのテキストを書いていて、動物性香料について改めて調べなお
しました。私が習っていたころは動物性香料については4種となっていました
が、(いまだに香りの本ではそうなっていますが)、去年グラースで買った香水
のテキストには5種類となっていて、その1つに「ミツバチ」が増えていまし
た。ミツロウの香りですね。ビーズワックスアブソリュート。もしくはプロポリ
スがもつ甘い甘い香り。
そうだ。これは、植物ではないからここにいれるのが適当だと思います。

その動物性香料を復習していて、ああ、そうだ。シベットは非常に強くて域値を
超えていたらしく、私にはよくわからない香りだったな、ということを思い出し
ました。

シベットとは、ジャコウネコのこと。
非常に獰猛なネコらしい。このジャコウネコのお尻のあたりにある嚢にある「ニ
オイ・・・フェロモン」をスプーンでかきだすらしい。それをエタノールで溶か
したもののにおいをかいだのだが、私には何か判断がつかず、(動物性香料はい
わゆるいいにお~い、なものはない)とても強い強い香りでした。

話は変わって。
数年前から夫がコーヒーを焙煎するという趣味ができて、生豆を買っては焙煎を
するのですが、その生豆やさんで面白い豆をみつけたと。
それが麝香ネコのコーヒーだというのです。

時を同じく、あるDVDをみました。

最高の人生の見つけ方
http://astore.amazon.co.jp/aromaism-22/detail/B001CUI55O

これです。

お金持ちの爺さんがコーヒーを飲んでいます。すっごい高いコーヒーなんだと。
でも、それが何かというのはよくわかっていません。

隣のベットにやってきた爺さんは金持ちではないけど博識で、物語も終盤になっ
て、その豆のこと、教えてやるよ、といいます。

それが、この麝香ネコのコーヒーなのです。

なんとまあ、ジャコウネコのフンに入ったコーヒーまめを拾い集めた「まぼろ
し」のコーヒーなんです。

ジャコウネコには不思議な酵素があるということで、コーヒー豆をも何かすごい
ものにしてしまうのですね。私はまだその麝香ネココーヒーは飲んだことがあり
ませんが。

そのコーヒーのほうの麝香ネコはインドネシア。

香料をとる、シベットのほうはエチオピアだそうです。

そういえば、今のうちのネコは二代目で、一代目のネコは08年の冬に14才で
死んでしまったのですが、死ぬ1年くらい前に、突如として肛門嚢がぷうとはれ
て、大変なことになりました。イヌの場合、わりと定期的に獣医さんで絞っても
らったり、飼い主さんもご自分でできる場合は膿をとってあげるのですが、ネコ
はあんまりそういうことをしないもので、私も飼い猫の尻まわりがぷうとふくれ
てびっくりしました。13歳ではじめての肛門嚢。そりゃネコだってびっくりで
しょう。
あわてて医者につれていきましたが、あ、これは、肛門嚢ですね、ということ
で、膿をとって薬をぬってオシマイでした。

でも、この膿がくさかった。

シベットじゃなくて、うちのネコだから、また違うものでしょうが、まあ、系統
としてはにているかな? と。このくささ・・・。

(ちなみに肛門嚢が原因で死んだわけではありません。これは完治しました。死
んだのは、もう年だったからだと思います。心不全のような感じでした)

まあとにかく、人間の欲望というものはこうして動物をも<虐待>して、ほしい
ものを得るわけです。。。

シベットのことを考え、そしてうちの二代目の猫をみて、ああ、お前はシベット
のように有効活用できるネコでなくて良かったね・・・と思ったり・・・シベッ
トはスプーンで尻の周りをぎゅうぎゅうかきだされたり、フンを拾うために追い
掛け回されたりしているのかと思うと急に気の毒になりました・・・。

あんまり、日常生活に有効活用できるお話でなくてすみませんでした。

では、ひとつレシピを掲載します。

花粉症を意識する季節がやってきたので(ぼちぼちそういった注文が増えてきて
季節を知るわけです)花粉症対策用精油ブレンド

・ペパーミント(アルベンシスがよい。すうすう度合いが違う)
・カユプテ(ティートゥリーでもよし。同じメラレウカ系)
・ユーカリグロブルス(これもすうすう系)

これらを1:1:1の割合でミックスを作っておいて、
たとえばマスクに1滴つける、
ティッシュに1滴つけて嗅ぐ、
アロマポットに5滴程度落として家の芳香として

など、使ってみましょう。

無水エタノール30ccに5滴程度をいれてよくふってルームスプレーなどにも
できます。

おしまい。須永さん、生姜の話書くっていったのに、全部シベットのくさい話に
なっちゃった! ごめんなさい。

AOF アロマテラピー&ナチュラルフレグランス
http://www.aof-aroma.com/
http://twitter.com/AOFaroma 
山口美帆