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石鹸つれづれ

October 18, 2016コラムカテゴリ

石けんには、本当に思うところが多々あります。

ある日を境にほとんどを自分で作るCP石けん(コールドプロセス)に切り替えました。洗濯用石けんも「石けん」(これはCPではない)を使っています。
表記ですが「石けん」と「洗剤」の違い、わかりますか?このふたつは、目的(洗い流す、とか清浄にするとか)では、同じですが、原料や作り方はぜんぜん違います。
普段は、スーパーなどでは、割合的に「洗剤」に接することが多いと思いますし、「洗剤」しか使ったことがないというかたも多いと思います。
ここではいいとか悪いとかそういう話はしませんが、私は、「側において気持ちいいもの」を選ぶようにしています。
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私が石けんというものについて、いろいろ考えてみた初めてのきっかけをくれたのは、今パリで洋服デザインの勉強をして、洋服デザイナーのプレスの仕事をしている、大学の同級生の陽子ちゃん。
彼女は大学3年生のとき、ピースボートでアフリカにいき、そこで、ごろっと大きな(大きさは日本で売っている豆腐くらいだった)をお土産にくれました。
おそらく非常に原始的な方法で作っている(釜焚き法)石けんだったと思います。(写真がそうだった)
はじめて、その不思議な石けんを手にしたとき、私が今までつかっていたのはなんだったのだろう?と思いました。
陽子ちゃんのお土産石けんを大事に大事に使いました。アフリカの女性は、石けんで収入を得て、子供を養い、生活をする、そういうプロジェクトの一環で作っていたようです。このごろっとした素朴な石けんが、「石けん」との出会いでした。
この石けんを使い終わってしまったら、同じものはもう日本では手に入らない・・・
そうおもって、図書館で石けんについて調べ始めました。
そして、廃油石けんの作り方を学びました。
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私はベースにこのアフリカの石けんを追いかける気持ちがあるので、ごろっとして、素朴な石けんが好きです。
そして、石けんというのは、香りが大事だと・・・強く感じています。
好きな香りがする石けんは、一瞬だけ、気分を違うところへ運んでくれます。何かの機会に、石けんを作ってみていただくとき、相手のかたは必ず鼻に石けんをもっていき香りを確かめています。
その行為をみていても、やはり、人は石けんに香りを期待していると思ったのです。
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普通の石けん!
私の本や雑誌掲載された石けんをみてくださったかたは「なんだ。普通だな・・・」と思われたかもしれません。
普通です。
出版編集サイドからは、「色・形が全部違う、かわいい石けん」というリクエストが必ずあります。が、結局、形がごてごてしていても、使いにくいだけだったり、色については、合成的な色をつけるのが好きでないため、できるだけ、グリーンは、青汁や若葉でつけますし、ブルーはカマズレンでつけます。黄色はレッドパーム。これらの色の素材は、退色が早いです。それはしかたのないことと思っています。せいぜい作ったとしても、マーブル、レイヤーくらいです。
石けんのまわりに、ハーブをつければ、撮影のとき、見栄えはいい。でも実際に使うときはこのハーブはどうなるんだろう? とか、考えてしまう。
型については、「ほほう! これもありなのか!」と思うようなものを探していきたいし(それも、どこでも入手できそうなもの)、使いやすいサイズについての追求もしていきたいと思います。
色はいつも考えています。面白い素材があったら教えてください。
油脂や香りについても、こんなのあるよ! という情報ありましたらぜひ。
moran (2006/2/25)

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

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